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CTP (Computer to Plate)の普及によって、従来のオフセット印刷における製版工程で印刷用として作

成されてきた製版フィルムは、確実に姿を消しつつあります。弊社では2003年8月に初導入しCTPを稼働

し始め、現在では2ラインのワークステーションを組んで運用しています

 

CTPのメリット

 

 

品質の向上

 

今までのオフセット印刷工程では、PS版に焼き付ける製版フィルムは必要不可欠な存在でした。

しかし、製版のDTP化により、デジタルデータから直接ダイレクト刷版を出力する“CTP”を導入するこ

とにより、よりスピーディに、より精密な版を提供することができるようになりました。

従来の刷版がデジタル処理のCTPに変わることにより、今まで起こり得た見当ズレやゴミ・フィルムの

エッジ跡等の数々の問題はすべて解消され、網点の太りやかすれが減少し1~99%までの正確な網点も

表現が可能です。つまり、より高精度の版の作成が可能になったということです。

また、今までの行程と違い、何回版を出しても同じ品質を得ることができるようになり、より安定した

版の作成が可能になりました。

 

時間の短縮と経費の削減

 

CTPの運用により、フイルム出力工程が無くなり印刷までがよりスピーディに行なわれるようになりま

す。またフィルム出力が必要ないということは、その出力にかかる費用も当然不要となります。特に台

数の多い多量のフィルムを必要とする仕事では、大幅なコストダウンを実現します。従来製版行程にお

いて最も問題視されていた“直し”に関しては、今後も継続して発生する問題ですが、高品位のカラープ

ルーファーによるチェックで対応するため、何度も色校正が必要な仕事に対してもコストダウンと時間

の短縮が可能となります。

 

印刷機と直結

 

CTPにおける印刷機用のパンチ穴は高精度になり、より正確な位置のパンチ穴で版の位置ズレの調整時

間の短縮を図ることができ、短納期に大きく貢献します。 また、CTP出力時に生成できるPPFデータを

使用すればインク量、濃度などを含めた印刷前準備の各種情報を印刷機に渡すことが可能になり、立ち

上がり時間の大幅な短縮とバラツキのない安定した品質の印刷が可能になります。

 

環境保護

 

CTPのもたらすメリットは、従来それぞれの工程に係っていた経費を、CTP出力による高品質の保証と

フルデジタルの強みである正確性で削減可能となり、さらにはフィルムレスによる省資源化をも実現

し、環境保護に対しての配慮にも繋がっていきます。

 CTPシステムと設備

 

CTPシステムを使用することで、品質の向上・時間の短縮につながり、また、フィルムレスによる

経費削減・ 環境保護にもなります。

 

通常のスクリーン線数の出力以外にも、 高精細スクリーン(280線)まで対応可能

 (1) 通常の175線印刷では再現不可能な部分も再現できます。

 (2) 各色の網点の重なりが少ないので、鮮やかな色彩表現ができます。

FMスクリーニングも対応可能

 (1) グラデーションの変化が柔らかく見えます。

 (2) ディテールの再現性が向上します。

 (3) 5色以上も印刷しやすくなります。

 フィルム刷版

 

従来からの印刷工程であり、CTPに対しFTP(Film to Plate)とも呼ばれています。

お客様から預かった製版フィルムに、キズやほこりが無いかチェック(検版)します。PS版というオフ

セット印刷用の版材を殖版機に取り付け、製版フィルムを重ね真空状態で焼き付け(感光)作業を行い

ます。 PS版には感光剤という光に反応する薬品が塗ってあり、 光の当たった部分だけを変化させるこ

とで印刷時にインキのつくところと つかないところが分けられる様になっています。それから、 焼き

付けられた版を現像します。 現像された版を洗浄後ガム引きします。人の手及び目視検査によりキズ

やピンホールなどのチェックを充分に行います。これで印刷用の版が完成します。

定期案件やページ物など、従来から保管しているフィルムを流用する場合、こちらを使用します。

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